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すきっ歯はマウスピース矯正で治せる?費用や期間を紹介
すきっ歯はマウスピース矯正で治せるのか気になる方はいませんか?
見た目や機能面ですきっ歯を治療したいと悩んでいる方は少なくありません。そんなすきっ歯の治療を目立たないマウスピース矯正でできるのであれば嬉しいですよね。
この記事ではすきっ歯とマウスピース矯正について解説します。
すきっ歯をマウスピース矯正で治療するメリットやデメリットも合わせて解説します。
すきっ歯の治療を検討されている方はぜひ参考にしてください。
すきっ歯とは
すきっ歯とは歯と歯の間に隙間がある状態です。専門用語では「空隙歯列」と言います。すきっ歯に部位は関係なく、口腔内のどこかで歯と歯の間に隙間ができている状態はすべてすきっ歯です。
また、前歯に隙間ができている状態を正中離開と呼びます。正中離開は目立つ部分のすきっ歯ですので、見た目を気にする方にとっては辛い状態です。
すきっ歯になる原因は先天性のものから、癖が影響を与える場合などがあります。すきっ歯は遺伝だけでなく、指しゃぶりや歯ぎしりなどの生活習慣が原因にもなりえます。
すきっ歯には見た目だけでなく、汚れが溜まりやすいなどの機能面でもよくない影響を与えますので注意が必要です。
すきっ歯はマウスピース矯正で治せる?
すきっ歯はマウスピース矯正で治せます。
ただし、歯と歯の隙間が大きすぎる場合や歯がガタガタと並んでいる場合など、マウスピース矯正が向かないケースもあります。
ご自身の口腔内がマウスピース矯正で治療可能かどうかについては歯科医院にて詳しく検査してもらう必要があるでしょう。
すきっ歯をマウスピース矯正で治療する費用と治療期間
すきっ歯をマウスピース矯正で治療する際の費用と期間について解説します。
空隙歯列の場合と正中離開の場合、それぞれで解説します。ただし、口腔内の状態によってはイレギュラーに費用が発生したり、治療期間が伸びるケースもあるでしょう。費用と治療期間については参考程度に把握してください。
空隙歯列(くうげきしれつ)の場合
すきっ歯の治療費用は、症状の軽い重いで変化します。軽度の空隙歯列の場合、30万円から50万円程度の費用が相場です。重度の空隙歯列の場合は80万円から120万円くらいかかるケースもあり、軽度の場合と比べると2倍以上かかります。
治療期間についても個人差があります。部分矯正で良い方であれば数か月から1年程度で治療が終わります。
一方で2年から3年程度治療に期間が必要になる方も少なくありません。歯列矯正以外に他の治療を並行しておこなわなければならない方や隙間が数箇所ある方、噛み合わせの治療も必要とする方などは治療期間が長くなる傾向があります。
正中離開(せいちゅうりかい)の場合
正中離開の場合、治療にかかる費用は40万円〜になります。こちらに関しても症状が軽度なのか重度なのかによって費用は上下します。
治療期間については半年程度が目安です。治療の途中で虫歯になってしまったなど、トラブルが発生した時は治療期間が延長になる可能性があります。もちろん、正中離開の症状が重く、歯の移動に時間がかかっている場合などでも治療期間が延びます。
治療期間や費用に関しては治療を始める前の検査でおおよそわかります。相談のうえで治療を始めますので安心してください。
すきっ歯をマウスピース矯正で治療するメリット
マウスピース矯正ですきっ歯を治療するメリットについて3つご紹介します。
マウスピース矯正だから得られるメリットですので、今後の治療計画の一つとして参考にしてください。
矯正装置が目立たない
マウスピース矯正に使用するマウスピースは透明です。そのため、装着していても目立ちにくく、他の方に他の方に矯正治療していることがわかりにくいです。マウスピースを装着している本人も違和感なく私生活を過ごせます。
目立つ矯正器具は使いたくない方や仕事で会話する機会が多い方にとってはマウスピース矯正は大きなメリットを与えてくれます。
食事制限が不要
マウスピース矯正では食生活においても制限が少ない治療方法です。ワイヤー矯正の場合、装置の破損を防ぐために食事の内容を意識しなければなりません。また、器具を装着したまま食事しなければならないため、食事の時間がストレスに感じる方もいます。
一方でマウスピース矯正の場合は、食事の際にマウスピースを取り外しできます。そのため、食べるものや飲み物に特段の制限はありません。取り外しを面倒に感じる方もいますが、水などであればマウスピースを装着したまま飲めます。
取り外しが自由にできる
マウスピース矯正は食事の際やメンテナンス時に自由に取り外しができます。
歯磨きの際などマウスピースを外せるので磨き残しを少なく抑えられますし、マウスピース本体も清潔に保てます。
虫歯ケアや歯周病ケアを治療期間中でも実施できるのは嬉しいメリットです。食事の際も外してから食べられるのでストレスなく食事できます。
すきっ歯をマウスピース矯正で治療するデメリット
ここからはマウスピース矯正ですきっ歯を治療するデメリットについて解説します。デメリットをきちんと把握すれば、治療に対する意識も変わってくるはずです。
治療期間が長くなりやすい
マウスピース矯正では歯に強い力を与えず、少しずつ歯を動かしていく治療です。その分、治療が終わるまでの期間が長くなってしまう点はデメリットでしょう。
少しずつ歯を動かしていくため、痛みなどは治療期間中感じにくいです。しかし、ゆっくりと歯を動かしているので、治療期間はそれなりに必要です。
ただ、ワイヤー矯正だと格段に早く治療を終えられるわけではありません。歯列矯正の治療には一定期間の時間を必要とします。ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも治療に時間がかかる点はあらかじめ把握しておきましょう。
毎日20時間以上の装着が必要
マウスピース矯正では、マウスピースを装着している間に歯を動かします。そのため、基本的には一日中マウスピースを装着していなければなりません。時間にすると1日20時間以上の装着時間が必要です。食事やメンテナンスするとき以外はずっと装着しているイメージでしょう。
装着時間に関しては個人で管理しなければなりません。ダラダラ食事をしないように、また、その他にも外している時間が長くならないよう自己管理が必要です。こういった自己管理ができない方にとっては向かない治療方法かもしれません。
まとめ
すきっ歯はマウスピース矯正で治せます。マウスピースを使用する治療のため、目立ちにくく、食事のストレスもありません。長時間装着している必要がありますが、薄い素材でマウスピースは作られているため、慣れれば普段と変わらない生活を送れます。
治療期間や費用については個人差があります。噛み合わせの治療が必要な方や虫歯がある方などは治療期間が長くなる傾向があるでしょう。しかし、ワイヤー矯正よりも数倍費用がかかったり、治療期間を必要としたりするわけではありません。
メリットも多い治療方法ですのですきっ歯でお悩みの方は治療の選択肢の一つに考えてみてください。