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マウスピース矯正の痛みで死にそうな場合の対処方法

マウスピース矯正中の痛みで悩んでいる方はいませんか?

「痛みがひどいけれど、マウスピースは外せない…」

「痛み止めの薬は飲んでもいいの?」

我慢できないほどの痛みが発生すると気持ちに余裕がなくなり、間違った判断をする可能性があります。マウスピース矯正を始めたばかりの方は知識も少ないですし、痛みが出た場合にどうすれば良いのかわからない方も多いでしょう。

そこでこの記事ではマウスピース矯正の痛みで死にそうな場合の対処法について下記トピックにまとめて解説します。

  • マウスピース矯正の痛みで死にそうな場合の対処方法
  • マウスピース矯正で痛みが出てもやってはいけないこと
  • マウスピース矯正の痛みの原因

この記事を読めば、マウスピース矯正の痛みが発生した場合の対処法について理解できます。痛みを早く解決したい方はぜひ参考にしてください。

マウスピース矯正の痛みで死にそうな場合の対処方法

マウスピース矯正を始めると痛みが発生する場合があります。

痛みで死にそうな場合の対処方法を7つに分けてご紹介します。

マウスピースを外して様子を見る

マウスピースを装着して痛みが発生した場合は、一旦マウスピースを外してみましょう。マウスピースを外して痛みがなくなった場合は、痛みの原因が歯列矯正にあるとわかります。口腔内の痛みの原因はさまざまありますので、原因がどこにあるのか知るためにマウスピースを一旦外すのは効果的です。

しかし、長時間マウスピースを外すのはおすすめしません。マウスピース矯正は、装着している間に歯列矯正を進めます。そのため、外している時間が長いと矯正治療が進まないだけでなく、せっかく動いた歯が元に戻ってしまう可能性もあります。

痛みの原因がどこにあるのか確認するために短時間だけマウスピースを外してみましょう。

ひとつ前のマウスピースを戻す

新しいマウスピースに変更した直後の場合は、ひとつ前のマウスピースに戻してみましょう。

治療計画にそってマウスピースを交換していきますが、計画通りに歯が動いていない場合は余計な力が歯にかかってしまいます。一旦、ひとつ前のマウスピースに戻し、計画通りに歯が動くまで待ちましょう。

痛み止めを服用する

痛みが強すぎて死にそうな場合は痛み止めを服用しましょう。マウスピース矯正で痛みが強いからとマウスピースを外してしまうと歯列矯正が進みません。痛み止めを服用しながら歯列矯正を継続し、マウスピースを装着する時間を確保しましょう。

ただし、痛み止めの服用のしすぎはリスクがあります。飲みすぎないよう、痛みが治らない場合は歯科医師に相談するようにしましょう。

痛みが強い箇所を冷やす

歯列矯正は歯周組織の炎症を利用し進める治療方法です。そのため、炎症により痛みが発生します。痛みが発生しているのは炎症が進んでいる、つまり矯正治療が進んでいる証拠になります。

運動や入浴後は血流がよくなり炎症による痛みが増すケースもあるでしょう。その場合は痛みが発生している箇所を冷やすと炎症が抑えられます。痛みが楽になり、炎症を抑えられます。

マウスピースを削る

マウスピースが口腔内に当たって痛みが発生している場合は、当たっている箇所のマウスピースを削ると良いでしょう。マウスピースは薄い素材でできているためあまり強く削らないよう、紙やすりなどを使用しましょう。

ただし、削りすぎてマウスピースが壊れてしまう可能性もあるため、歯科医院に相談し、歯科医院にて削ってもらうのをおすすめします。

柔らかい食べ物を食べる

マウスピース矯正の治療中、食事の際に痛みを感じるケースがあります。硬いものを咀嚼するときに痛みを感じる場合は柔らかい食べ物を食べるように意識しましょう。硬くなくても何度も咀嚼しなければならないステーキなども痛みを感じることがあるでしょう。

柔らかく煮た食べ物や豆腐などの柔らかい素材の食べ物を食べるようにすると痛みを感じず食事を取れます。長期間続くものではありませんので、痛みとうまく付き合いながら食事を取るようにしましょう。

歯科医師に相談する

マウスピース矯正による痛みは多くの方が感じる症状です。一般的には痛みは自然に収まるケースが多いですが、死にそうなレベルの痛みが続いている場合は歯科医師に相談しましょう。

基本的には矯正治療による効果が出ている痛みですが、なかには虫歯や歯周病などのトラブルが発生して痛みがでている可能性もあります。

痛みの原因がどこにあるかわからないうちは対処できませんので歯科医師の指示を仰ぐのが一番です。

マウスピース矯正で痛みが出てもやってはいけないこと

痛みが発生すると、痛みを解消しようとさまざまな対処法をとりがちです。しかし、マウスピース矯正中にしてはいけない痛みの対処法も存在します。

勝手にマウスピース矯正を中断する

マウスピースを装着した際に痛みが発生すると、マウスピース矯正を中断したくなるでしょう。しかし、自己判断でマウスピース矯正を中断してはいけません。痛みが発生する原因はきちんと歯が動いている証拠です。

矯正治療が正しく進んでいる際の痛みに我慢できず、矯正治療を中断するとせっかく進んだ治療が戻ってしまう可能性があります。痛みが気になる場合は上記の対処法をまずは実践しましょう。

それでも痛みがなくならない場合は歯科医師の相談を受けるべきです。

自己判断は絶対しないようにしましょう。

市販の痛み止めの服用を続ける

痛み止めは、痛みをすぐに解消してくれる大変便利な薬です。しかし、痛み止めを継続して服用を続けるのはおすすめします。

理由としては、痛み止めの抗炎症作用が歯列矯正の治療を遅らせる可能性があります。つまり、歯が動くのを遅らせてしまうのです。また、痛み止めの継続した服用は消化器官に負担をかける行為です。

どうしても我慢できない痛みは歯科医院に相談し、歯科医院から処方してもらった薬を服用するようにしましょう。

マウスピース矯正の痛みの原因

マウスピース矯正に関わらず、歯列矯正をする場合に痛みが伴うケースがあります。これは珍しい事例ではなく、歯列矯正中の痛みで悩む方は少なくありません。

マウスピース矯正での痛みの原因は大きく分けて下記の3つです。

  • 歯が移動しているため
  • マウスピースの縁が粘膜に接触している
  • 虫歯や歯周病などのトラブルが起きている

それぞれについて詳しく解説します。

歯が移動しているため

矯正治療は歯を動かす治療です。このときに歯槽骨の中で歯根膜と呼ばれる、歯と歯槽骨を結びつけている膜が伸びたり縮んだりします。このときに痛みが発生するケースが多いです。

歯が動き出したタイミングが一番痛みが発生しやすいです。一般的には時間が経過すると痛みがなくなります。

マウスピース矯正の場合は、マウスピースをつけてから2日目、3日目に痛みを感じる方が多いです。長い方は1週間ほど痛みを感じる方もいるでしょう。

痛みの感じ方はそれぞれ異なり、強い痛みを感じる方もいれば違和感程度に感じる方もいます。

この歯が移動する痛みに関しては時間が経過すると痛みがなくなります。しばらくは痛み止めを飲みながら経過観察しましょう。

マウスピースの縁が粘膜に接触している

マウスピースが口腔内の粘膜や歯茎に接触していると痛みを感じるケースがあります。基本的にはマウスピースは丁寧に作られており、縁が粘膜や歯茎に接触していても痛みを感じません。

しかし、マウスピースを作る際に研磨がきちんとされていないと、縁が粗いまま、接触した際に痛みを感じる場合があります。

この場合は口腔内が痛いのではなく、マウスピースが触れている箇所に痛みを感じます。同じ箇所に粗く削られたマウスピースの縁が当たっていると口内炎になる場合もあるでしょう。違和感を感じた場合はすぐに歯科医院に相談しましょう。

虫歯や歯周病などのトラブルが起きている

マウスピース矯正をスタートする前は口腔内に虫歯や歯周病などのトラブルが起きていないか確認します。しかし、マウスピース矯正をしている最中に虫歯や歯周病が発生する場合もあるでしょう。

マウスピース治療中は口腔内を清潔にしなければなりませんし、食事後のメンテナンスをきちんと行わなければなりません。しかし、この口腔ケアを怠ると虫歯や歯周病が発生します。

口腔内トラブルが発生すると矯正治療を一旦ストップし、虫歯治療を優先しなければなりません。治療期間が想定よりも長くなります。

マウスピース矯正中は口腔内のケアをきちんとおこなうようにしましょう。

まとめ

マウスピース矯正の痛みで死にそうな場合はいくつかの対処方法がありますので試してみましょう。痛み止めが一番効果的ですが、原因が口腔内のどこにあるのか突き止める必要があります。痛みが継続して収まらない場合はすぐに歯科医師に相談しましょう。

歯列矯正の治療では歯を動かすため痛みが伴うケースが少なくありません。痛みが発生しているのは歯列矯正がうまく進んでいる証拠です。しかし、なかには歯周病や虫歯が原因で痛みが発生している場合もあります。

痛みの原因をつきとめ、それに合わせた対処をするようにしましょう。