ブログ|池袋駅から徒歩1分|自由診療専門の歯医者・歯科「Lily Smile Dental Clinic」

ブログ

医院ブログ

「歯医者が怖い」は恥ずかしくない。池袋で受ける静脈内鎮静法(無痛治療)の全貌と注意点

2025年11月14日_歯医者が怖い方へ|池袋で受ける「眠っている間の治療」(静脈内鎮静法)の流れと注意点

こんにちは。池袋駅西口徒歩1分の歯科クリニック「Lily Smile Dental Clinic」院長の相原です。

日々の診療の中で、患者様からこのような切実なお悩みを打ち明けられることがよくあります。

「昔の治療が痛くてトラウマになり、歯医者の前に立つだけで足が震えてしまう」

「器具がお口に入ると『オエッ』となってしまい(嘔吐反射)、恥ずかしくて通えなくなった」

「ボロボロの状態を見られるのが怖くて、何年も放置してしまった」

 

歯科治療への恐怖心は、決して特別なものではありません。むしろ、誰にでも起こりうることです。

しかし、「怖いから」と受診を先延ばしにしている間に、お口の状態は静かに悪化していってしまいます。そして、いざ痛みが出たときには、より大掛かりで辛い治療が必要になる──そんな悪循環に陥っている方が、池袋エリアにもたくさんいらっしゃいます。

当院では、そうした方々が恐怖心という壁を乗り越え、安心して治療を受けられるよう、静脈内鎮静法(セデーション)を用いた「眠っている間の治療」を行っています。

 

この記事では、静脈内鎮静法とは具体的にどんな方法なのか、当日の流れや注意点、そしてリスクについて、歯科医の立場から包み隠さずお伝えします。

「私の場合はどうなんだろう?」と不安に思われている方の、背中をそっと支えるきっかけになれば幸いです。

目次

1.あなただけじゃない。「歯医者が怖い」と向き合うために

「いい大人が歯医者を怖がるなんて恥ずかしい」

もしそう思われているとしたら、まずはその考えを少し横に置いてみてください。

歯科治療への恐怖心(歯科恐怖症)には、明確な理由があります。

過去に受けた治療の強烈な痛み、押さえつけられた記憶、キーンという音や独特の薬剤のにおい、あるいは「何をされているか分からない」という不安感。これらが脳に深く刻まれている場合、意志の力だけで克服するのは非常に困難です。

また、「嘔吐反射(おうとはんしゃ)」も、生理的な反応であり、気合いで止められるものではありません。

大切なのは、無理に我慢して通うことではなく、「今の医学の力を借りて、快適に治療を受ける方法」を知ることです。

そのための有力な選択肢が、今回ご紹介する「静脈内鎮静法」です。

2.全身麻酔とは違う?「静脈内鎮静法」の仕組みと効果

静脈内鎮静法(Intravenous Sedation)とは、腕の静脈から鎮静薬を点滴し、半分眠ったような「うとうと」した状態を作り出す麻酔法です。

【全身麻酔との違い】

全身麻酔は、意識を完全に消失させ、人工呼吸器を使って呼吸管理を行う大掛かりなものです。入院が必要になることがほとんどです。

一方、静脈内鎮静法は、意識レベルを下げるものの、自発呼吸(自分で息をする力)は保たれたままです。また、呼びかけられれば反応できる程度の意識状態を維持します。基本的には日帰りで行うことができます。

【患者様が感じる効果】

  • 健忘効果: 治療中の記憶がほとんど残りません。「気づいたら終わっていた」「一瞬で終わった気がする」と感じる方が多いです。
  • 抗不安作用: 緊張や恐怖心が薄れ、心身ともに深くリラックスした状態になります。
  • 嘔吐反射の抑制: 喉の奥の敏感さが鈍くなるため、器具が入っても吐き気をもよおしにくくなります。

ただし、鎮静薬自体に「痛み止め」の効果はありません。そのため、眠った状態になってから、通常通りお口の中に局所麻酔(注射)を行います。鎮静のおかげで、注射の痛みすら覚えていないことがほとんどです。

3.カウンセリングから帰宅まで。当院での治療のリアルな流れ

当院で静脈内鎮静法を行う場合の、標準的な流れをご紹介します。

STEP 1:事前のカウンセリング・検査

いきなり当日に点滴をすることはありません。まずは問診票をもとに、全身の健康状態(高血圧、心疾患、アレルギー、服用薬など)を詳しく確認します。安全に実施できると判断した場合のみ、治療計画を立て、日程を決定します。

STEP 2:当日の準備と点滴開始

ご来院後、お手洗いを済ませていただき、診療台へ。血圧計や心電図モニター、酸素飽和度モニターを装着し、全身状態をチェックします。その後、腕から点滴をとり、鎮静薬をゆっくり投与していきます。

STEP 3:治療(眠っている間)

数分でお薬が効き始め、うとうとしてきます。リラックス状態が確認できたら、局所麻酔を行い、予定していた治療(虫歯治療、インプラント、抜歯など)を進めます。

治療中は、歯科医師と専任のスタッフが常にモニターを監視し、患者様の安全を見守ります。

STEP 4:覚醒と休憩

治療終了後、お薬の投与を止めると、徐々に目が覚めてきます。

ただし、すぐにスタスタ歩けるわけではありません。ふらつきや眠気が残るため、院内のリカバリースペースで30分〜1時間ほどゆっくりお休みいただき、意識がはっきりしてからご帰宅となります。

4.魔法ではありません。知っておくべき「リスク」と「制限」

静脈内鎮静法は非常に有用な方法ですが、リスクや制限も存在します。これらを正しく理解しておくことが大切です。

  • 帰宅時の制限: 当日は判断力が低下したり、ふらつきが出たりするため、車・バイク・自転車の運転は絶対に禁止です。公共交通機関を使うか、ご家族の付き添いをお願いしています。
  • 食事の制限: 治療中に嘔吐してしまった場合の誤嚥(ごえん)を防ぐため、治療の数時間前(通常4〜6時間)から絶食をお願いしています。
  • 適用できない方: 妊娠中の方、卵や大豆アレルギーの方(使用する薬剤による)、重度の呼吸器・循環器疾患がある方などは、実施できない場合があります。
  • 費用について: 一般的な虫歯治療などと併用する場合、静脈内鎮静法は「自由診療(自費)」となります。別途費用がかかることをご了承ください。

5.こんな方に検討してほしい。適しているケース・適さないケース

【特におすすめしたい方】

  • 歯科恐怖症で、治療台に座るだけで動悸や震えが止まらない方
  • 嘔吐反射が強く、奥歯の型取りや治療が困難な方
  • 親知らずの抜歯やインプラントなど、外科処置を伴う治療を受ける方
  • 多数の歯を一度に治療したい(短期集中治療)方

【あまり適さないケース】

  • ほんの数分で終わる簡単な処置(点滴の準備や回復時間のほうが長くなるため)
  • 妊娠中、授乳中の方
  • 当日どうしても車を運転しなければならない方

「私の場合はどうかな?」と迷われたら、まずはカウンセリングでご相談ください。通常の局所麻酔だけでいけるのか、笑気麻酔(鼻から吸う軽い麻酔)が良いのか、静脈内鎮静法が良いのか、最適な方法を一緒に考えましょう。

6.Lily Smile Dental Clinicの「無痛治療」への想い

私たちが静脈内鎮静法を導入している理由は、「痛くない治療」を提供することだけが目的ではありません。

最終的なゴールは、「患者様が歯科医院を『怖い場所』ではなく、『自分の健康を守る場所』として通えるようになること」です。

鎮静法を使って一度「怖くなかった」「気づいたら終わっていた」という成功体験をしていただくと、不思議なことに、次回からの恐怖心が少し和らぐことがあります。

そうやって少しずつ自信を取り戻し、最終的にはメンテナンスなどで笑顔で通っていただけるようになることが、私たちの何よりの願いです。

7.まとめ ─ まずは「話すだけ」でも大きな一歩です

「怖いから行けない」

そのお気持ちを、私たちは否定しません。むしろ、その恐怖心と戦いながら、この記事を読んでくださっていること自体が、素晴らしい勇気だと思います。

池袋駅徒歩1分のLily Smile Dental Clinicでは、静脈内鎮静法をはじめとした、患者様の心と体に優しい治療環境を整えています。

治療の予約を入れる必要はありません。「まずは話だけ聞いてみたい」というカウンセリングのご予約で十分です。

「眠っている間に治したい」

その一言を伝えに、ぜひ一度当院へいらしてください。スタッフ一同、あなたの勇気を全力でサポートいたします。

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

池袋の歯医者・歯科
Lily Smile Dental Clinic
住所:〒171-0021 東京都豊島区西池袋5-2-10 八勝堂ビル 2F
TEL:03-4400-7310

 

監修者

Lily Smile Dental Clinic 院長 相原 弘一朗

日本大学松戸歯学部卒業後、麻布デンタルアカデミー非常勤講師や埼玉県大手歯科医院での勤務を経て、都内クリニックにて院長・法人理事、技術指導を担当し、臨床経験と指導実績を積む。高い専門性を持ち、日本口腔インプラント学会 正会員、ITI member、Invisalign 認定ドクターとして幅広く活躍。特に、患者様の不安を和らげる臨床歯科麻酔管理指導医としての知識も活かし、「患者様の理想の歯科医師」として徹底的に寄り添う歯科医療を提供している。

【経歴】

【所属学会・施設・修了講座】

Translate »