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ガミースマイル治療

重度のガミースマイルとは?3つの特徴を紹介

ガミースマイルは、笑った時に歯茎が3mm以上露出する状況を指しますが、中には10mm以上の歯茎が露出してしまうこともあり、そのパターンは多岐に渡ります。
この記事では、ガミースマイルが重度とみなされる場合の特徴に焦点を当てて解説します。

重度のガミースマイルの特徴

以下の3つの特徴に当てはまる場合、重度のガミースマイルと判断されます。

笑った時に10mm以上歯茎が見える

ガミースマイルの一番の特徴は、笑った時に歯茎が目立つことです。この歯茎の見える長さが10mm以上の場合、重度のガミースマイルとされます。成人の前歯の平均長さが約10mmであることを考えると、同じくらいの長さの歯茎が見えてしまう状態です。重度のガミースマイルでは、歯茎が歯を覆い隠していてしまっているケースもあります。

唇の上がり方が左右非対称

重度ガミースマイルには、左右の唇の持ち上がり方に違いがあることも特徴として挙げられます。上唇を持ち上げる筋肉である上唇挙筋の発達度合いが左右で異なる場合、唇の一方が過剰に持ち上がり、結果として左右非対称のガミースマイルになってしまうのです。この左右での唇の持ち上がりの差異は、正面から見た時に口元が斜めに見えるような印象を与えることがあります。

口を閉じた時に顎にシワが寄る

口を閉じた時に、顎に梅干しの表面に見られるようなシワが認められる状況も注意しなければなりません。なぜなら、お口周りの筋肉を頑張って働かせなければ、口を閉じられない証拠と言えるからです。そのようなケースでは普段から、口が開いた状態となっていることがほとんどです。

重度のガミースマイルの治療法

重度のガミースマイルの場合、外科手術を伴う治療が必要になることが多いです。

上唇粘膜切除術

上唇粘膜切除術は、重度ガミースマイル治療のために広く採用されている外科手術方法です。この手術では、上唇と歯茎の間にある粘膜を外科的に除去し、その後縫合を行います。これにより、上唇の過度な持ち上がりを防ぎ、歯茎の露出も減少させることができます。

歯肉整形

歯肉整形術は、電気メスやレーザー技術を使用して、覆われた歯肉や不均一な歯肉のラインを整える治療法です。この手法は短期間での施術が可能で、改善効果が1日で得られることもあります。
ただしデメリットもあり、歯肉整形だけでは、歯肉が元の位置に戻る可能性があるという点です。このリバウンドを防ぐために、歯肉の状態を持続的に改善するセラミック治療との組み合わせが推奨され、ガミースマイルの根本的な改善を目指します。

骨整形

ガミースマイルの骨整形は、歯肉整形と併用する方法で、歯槽骨(歯を支える骨)の高さや幅を調整します。小さい歯や不揃いな歯並びの場合、セラミック治療を併用することで、歯並びや歯の見た目を一層美しく整えることが可能です。
この治療法のメリットは、治療後のリバウンドが少なく、手術が比較的簡単であることです。ただし、セラミック治療では歯を削る必要があり、最終的な被せ物を装着するまでの期間が必要になります。
ガミースマイルの骨整形は、審美的観点と口腔外科的な技術の両方が高度に要求される治療です。

まとめ

ガミースマイルは、見た目の問題だけではなく、精神的および身体的健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。軽度の場合は歯列矯正などにより大きく改善することが期待できますが、重度になると、専門的な外科治療が必要です。ぜひ、信頼性の高い歯科医院でガミースマイル治療を受けることをおすすめします。
当院でもガミースマイルの治療を行なっています。まずはお気軽にご相談ください。