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【歯がボロボロすぎて歯医者に行けない】よくある4つの理由と対処法

「歯がボロボロだけど、なかなか歯医者に行けない」
「この歯を見せたら歯医者さんに怒られそう・・・」
このようなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?
たしかに、何年も通っていなかったら歯医者に行くのって少し勇気がいりますよね。
しかし、ボロボロの状態を放置すると虫歯はどんどん悪化してしまいます。
この記事では、歯がボロボロすぎて歯医者に行けないとお悩みの方に向けて、よくある歯医者に行けない理由とその対処法をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください

歯がボロボロすぎて歯医者に行けない人に多い理由

「歯がボロボロで歯医者に行けない」という人は主に以下の4つの理由で歯医者に行けていないことが多いです。

  • 歯医者にトラウマがある
  • 歯がボロボロすぎて恥ずかしい・怒られそう
  • 忙しくて歯医者に行く時間がない
  • 治療費が高くなりそうで心配

歯医者にトラウマがある

「過去に歯医者で痛い思いをした」「歯医者がこわい」といったように歯医者にトラウマがあって行けていないケースはよくあります。特に幼少期の体験でトラウマになった方は、歯医者に対して当時のままのイメージを抱いている方も少なくありません。
ですが、現在は医療技術と機器が進歩したおかげで、昔と比べて痛みに配慮した治療が可能となっています。また、今は「歯はなるべく残す」という考え方が広まっているため、抜歯をしたくない方は他の選択肢も検討できるでしょう。ただし、歯科医院ごとで治療方針や対応範囲は異なるので、事前にWebの情報や口コミなどを確認してから行くことをおすすめします。

歯がボロボロすぎて恥ずかしい・怒られそう

「ボロボロの歯を歯医者に見られるのが恥ずかしい」「『なぜこんな状態になるまで放っておいたのか』と怒られるのではないか」という心配から受診を遠ざけてしまっているというのもよくある理由です。
たしかに、中にはそういった発言をする歯医者もいるかもしれません。しかし、ほとんどの歯医者が何も思っていないのが実情です。
私たち歯医者は毎日多くの患者さんの口内を診ているので、歯が悪い状態で来院されても、何も特別に思うことはありません。治療を受けたいけど恥ずかしいと感じて躊躇しているなら、心配はご無用です。思い切って来院してください。私たちは親身に相談に乗りますし、多くの方が「もっと早く来ればよかった」と感じています。

忙しくて歯医者に行く時間がない

仕事や育児が忙しく、治療のために歯医者へ通う時間がとれないという理由もよくあります。特に虫歯や歯周病が進行していると治療期間が長くなりやすいため、面倒くささから放置してしまっている方も多いです。そういった方は、ぜひ時間を作って一度歯医者へ相談に行ってみてください。事情を伝えれば患者さんのスケジュールを考慮して治療計画を調整できる可能性があります。また、最近では土日診療や夜間診療をしている歯医者も増えているので、平日の日中に時間が確保しづらい方は近くでそういった歯医者を探してみるといいでしょう。

治療費が高くなりそうで心配

多くの人が歯の治療範囲が広ければ広いほど、治療費がいくらになるか不安で歯医者に行きたくないと感じます。特に、歯がボロボロの状態だと、普通よりも高額な治療費がかかるのではないかと心配される方も多いです。
治療費が気になる場合は、初診の段階で確認してみましょう。検査後に治療計画ごとの大まかな費用をお知らせできます。自費治療でも、医療費控除を利用してその年の税金(所得税や住民税)を減らせる場合もあります。「治療費が高くて払えないかもしれない」という理由で治療を遅らせることはないよう、気軽に相談してください。

ボロボロの歯を放置するリスク

歯がボロボロの状態で放置するのは、さまざまなリスクがともないます。
虫歯の進行には個人差がありますが、最重度の虫歯まで放置すると、歯の神経が死んで歯を抜かなくてはならない状態になってしまいます。また、口臭がひどくなったり、細菌が全身に回り命に関わる重大な病気を招いたりと、虫歯の放置は百害あって一利なしです。

虫歯を放置するリスクについては以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
虫歯を10年放置したらどうなる?命の危険も

ボロボロの歯の治療法

一度ボロボロになった歯は修復が難しいため、見た目や噛み合わせを改善するためには、人工的な方法で修復する必要があります。ここでは、ボロボロになった歯をどのように治療するかについて説明します。

根管治療

根管治療は、歯の内部にある神経が通っている管を丁寧に清掃し、その後、虫歯になりにくい薬を詰めて封鎖する治療方法です。神経が細菌感染で壊死した場合、そのまま放置するわけにはいかず、感染した神経を取り除いた後、歯を守るためにかぶせ物をする必要があります。

抜歯

虫歯がひどくて歯を残すのが難しい時は、歯を抜くことがあります。抜いた後、そのままにしておくと噛み合わせの悪化が懸念されるので、適切な方法で歯を補う治療を受けることが大切です。

入れ歯

近くの歯に金具を引っかけて取り外し可能なプラスチック製の人工歯を使って歯を補います。この方法の利点は、いつでも取り外せるので清潔に保ちやすいことです。しかし、金具が目立つことやしっかりと噛めないことなどのデメリットもあります。

ブリッジ

失われた歯の両隣の歯を使って橋のような構造のかぶせ物を装着します。インプラント治療と同様に、自分の歯のようにしっかり噛むことが可能です。しかし、周囲の歯を削る必要があるため、それらの歯の寿命を短くする可能性があるというデメリットがあります。

インプラント

インプラント治療は、顎の骨に人工の歯根を埋め込み、その上に人工歯を取り付ける方法です。保険が適用されないため、費用は1本につき約30万円〜50万円かかり、治療期間は約1年です。自分の歯のようにしっかり噛める上、見た目も自然で美しいため、口元の見た目を重視する方には適しています。しかし、手術が必要で、費用も高いため、すべての人が簡単に受けられる治療ではありません。また、健康状態によっては受けられない場合もあります。

歯がボロボロの人におすすめの歯医者選び

歯がボロボロの人は、以下の条件に当てはまる歯医者を選ぶようにしましょう。

  • 重度の虫歯や歯周病の治療に対応している
  • 痛みに配慮している
  • カウンセリングが丁寧
  • 個室がある

重度の虫歯や歯周病の治療に対応している

歯がボロボロだと、通常より難易度の高い治療(根管治療など)が必要になります。ただし、すべての歯医者でそういった治療ができるわけではありません。中には、実際には救える歯でも抜くことしか提案してくれない歯医者もいます。
そのため、重度の虫歯や歯周病を持つ方は、歯科医を選ぶ時に、「その医院がどの程度の治療に対応しているか」をしっかりと確認することが大切です。

痛みに配慮している

前述したように、最近では痛みに配慮した治療を方針に掲げている歯医者が多くなっています。事前にHホームページなどで、痛みを少なくするための配慮がどのようにおこなわれているかを確認して、不安感を軽減させましょう。
当院では静脈内鎮静法を導入しております。これはほとんど眠った状態になる麻酔のため、恐怖心が強い方でも安心して手術を受けていただけます。

カウンセリングが丁寧

長年歯医者に行けていない理由の一つとして、過去の悪い経験から歯医者を信用できないという場合もあると思います。
そのため、カウンセリングでは患者さんの話をよく聞き、治療プランや費用について画像や動画、書面を用いてわかりやすく説明してくれているかは重要なポイントです。カウンセリング後も強引に治療を勧めてくるのではなく、期間や治療費含めてプランに納得するまで説明してくれるような医院を選びましょう。

個室がある

歯がボロボロで恥ずかしいと感じている方にとって、周りの人の視線は気になります。また、カウンセリングの内容も聞かれたくないという思いが強い方も多いでしょう。他の患者さんに見られることを避けたい場合、プライバシーを確保できる個室のある歯医者がおすすめです。

まとめ

歯がボロボロの状態でも、勇気を出して歯医者に行くことで笑顔と自信を取り戻せます。当院では重度の虫歯や歯周病の方の短期集中治療が可能です。恐怖心が強い方や時間がない方でも安心して通えるプランをご提供しております。患者様に寄り添った治療をお約束しますので、歯がボロボロすぎて歯医者に行けないと悩んでいる方は、ご相談ください。