ブログ

究極の痛くない歯医者を目指した治療

歯科鎮静麻酔時に必要なモニタリング項目

歯科鎮静麻酔でモニタリングする項目

必須モニタリング項目:

  • 血圧・脈拍:患者の循環状態を評価するために測定されます。
  • 心電図:心臓のリズムや活動を監視するために使用されます。
  • SpO2:酸素飽和度を測定し、患者の酸素供給状態を確認します。

付加モニタリング項目:

  • 聴診器:呼吸音を聴取し、患者の呼吸状態を評価します。
  • カプノモニタ:呼気中の二酸化炭素濃度を測定し、気道の通畅性や呼吸状態を監視します。
  • 体温:患者の体温をモニタリングし、体内の代謝状態を把握します。
  • BIS(脳波指数):麻酔の深さを評価するために使用されます。

これらのモニタリング項目は、患者の安全性と麻酔の効果を確保するために重要です。血圧、脈拍、心電図は循環状態を監視し、SpO2は酸素供給状態を確認します。聴診器やカプノモニタは呼吸状態を評価し、体温は代謝状態を把握します。BISは麻酔の深さをモニタリングし、適切な麻酔レベルを維持します。

これらのモニタリング項目は、患者の安全性と麻酔の管理に不可欠です。歯科鎮静麻酔中は、これらの項目を適切にモニタリングすることで、患者の状態を把握し、早期に異常を検知することができます。

参考文献 Citations:
[1] (旧版)歯科診療における静脈内鎮静法ガイドライン | Mindsガイドラインライブラリ https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0074/G0000205/0023
[2] [PDF] 知的障害者歯科治療時の静脈内鎮静法におけるカプノメーターの有用性の検討 https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/5/54311/2016090614355438926/K0005328_fulltext.pdf
[3] 鎮静ガイドラインと歯科領域のMAC – 日本臨床麻酔学会 vol.39 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsca/39/2/39_169/_pdf/-char/ja
[4] [PDF] 安全な鎮静 プラクティカルガイド https://anesth.or.jp/files/pdf/practical_guide_for_safe_sedation_20220111.pdf
[5] 歯科麻酔の正しい理解 – 口腔保健協会 https://www.kokuhoken.or.jp/publication/post_6.shtml