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静脈内鎮静麻酔:歯科治療における恐怖心の解消法
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歯科治療は多くの人にとって不安や恐怖を伴うものです。 そんな中で、静脈内鎮静麻酔は、歯科治療における恐怖心を解消する方法として注目されています。の効果や受けられる方・受けられない方、その他の注目ポイントについて詳しく解説していきます。
短期集中歯科治療とは?
短期集中歯科治療は、通常の歯科治療では数回に分けて行うところを、一度集中的に行う治療方法のことです。この方法は、歯科治療に対する不安や恐怖心を大切に、負担を軽減するとともに、治療期間を短縮することができます。例外ももちろんありますが、年単位での通院がかからなくなります
静脈内鎮静麻酔の効果
静脈内鎮静麻酔は、短期集中歯科治療において、不安や恐怖心を操作する効果があります。反射(えずき)の症状を緩和することができ、時間の感覚が解消されるため、長時間の治療にも耐えられます。 さらに、歯科麻酔医がコントロールするため治療中のリスクを軽減できますます。
静脈内鎮静麻酔の受けられる方
静脈内鎮静麻酔は、以下のような方が受けることができます。
歯科恐怖症
歯科治療に対する恐怖心が強く、通常の治療が受けられない方。
歯医者へのトラウマ
過去の歯科医院で不当な行動・発言・治療による極度の不信感から治療が受けられない方。
嘔吐反射(えずき)のある方
治療器具が口の中に入ると吐き気しそうになる方。
お仕事が忙しい方
まとまった時間が取れず、歯医者に通えない方。
不安症等の方
突然な不安感に襲われ、吐き気や全身の怖いなどの症状が出てしまう方。
その他の方
往歴によって麻酔科DRよりOKでない方(糖尿病の数、飲酒の影響、その他往歴による禁忌からOKがない場合)。
静脈内鎮静麻酔を受けられない方
静脈内鎮静麻酔は、以下のような場合はできません。
小児・お子様の治療
基本的に小児は受けることができません。なかよし治療が考えられない場合は、子供病院をご紹介します。
大豆アレルギー
アナフラキーショックの恐れがあるため、遭遇することはできません。
授乳中の方
投与した薬の分解産物が乳汁中に排出され乳児に悪影響を及ぼす可能性があります。
妊婦の方
胎児と体内循環を共有しているため禁忌となります。
その他の方
麻酔医の判断により適用できない場合があります。
全身麻酔との違い
麻酔の効果が切れるまでの回復時間が早い
全身麻酔と比較して覚醒回復が早いです。ただし静脈内鎮静麻酔は、麻酔の効果が切れるまで少し回復の必要があり、医院での滞在時間が長くなります。こともあります(車での通院は不可)。
入院の必要がない
全身麻酔は前日に入院などの必要がありますが、鎮静麻酔の場合8時間の断飲食は必要なものの前日入院や術後の入院が必要ありません